京都から持続可能な循環型の未来を創造する。
実践型サーキュラーエコノミー事業開発プログラム
京都から持続可能な循環型の未来を創造する。
実践型サーキュラーエコノミー事業開発プログラム
新着情報
2025.11.19 交流会の当日の流れを更新しました。
コンセプト
Decode Culture, Design Future
叡智をほどき、革新をしつらえる
気候変動や生物多様性の保全、資源制約など地球規模の課題が深刻化する今、世界では廃棄や汚染を出すことなく資源や価値を循環させ続けるサーキュラーエコノミー(循環経済)への移行を強く求められています。サーキュラーエコノミーは、地球生態系の範囲のなかで全ての人々の繁栄を目指す新たな経済社会システムであり、産業構造の大転換でもあります。
京都には1200年の歴史の中で育まれた「しまつのこころ」の精神や循環的な暮らし、モノづくり文化など、時代を超えて輝き続ける資産があります。循環する未来の実現に求められるのは、これらの叡智を現代に活かし、未来につなぐ創造力です。
京都市内の先進的実践や世界最先端のサーキュラーデザイン、循環型ビジネスモデルを学び、新たに得られた視点から自らの強みを見つめ直し、つながった仲間とともに新たなイノベーション(革新)を生み出していく。
本プログラムは、京都というまちに根付く循環型の叡智と最先端のサーキュラーエコノミー知見に基づく未来志向を掛け合わせることで、ともに欲しい未来を描き、実現へと動き出すための学びと創造の場です。
プログラム概要
プログラム名:
サーキュラービジネスデザインスクール京都
開催期間:
2025年10月14日〜2026年1月23日
プログラム構成:
全6回+交流会
主催:京都市 環境政策局 環境総務課
運営委託事業者:ハーチ株式会社
会場:
京都市内各所
参加人数:
20名程度(1社につき最大1名まで)
参加費用:
無料
参加申込締切:
2025年9月26日(金)17:00
・京都市内に本社・事業所を有する企業・個人事業主の方(将来的に京都市内で創業・移転予定の方も含む)
・サーキュラーエコノミーをテーマとする事業・製品・サービス開発に取り組みたい方、または既に取り組んでおり、課題を解決したい方
・原則としてプログラム全日程に参加できる方
プログラムの特徴
Circular Business Design
循環型事業創造
製品やサービス開発の段階から循環型バリューチェーンの実現を目指した共創型の事業開発支援
Circular Tradition and Innovation
伝統と革新
Circular Experience
フィールドワーク
Circular Networking
ネットワーキング
Circular Mentoring
専門家によるメンタリング
Circular Prototyping
プロトタイピング
スケジュール
| 回 | 日時 | 場所 | 内容 |
| 第1回 | 10月14日(火)17:00-21:00 | QUESTION | サーキュラーエコノミー最前線/キックオフ・交流会 |
| 第2回 | 10月31日(金)9:00-18:00 | 市内・市街地 | 京都市内フィールドワーク(市街地編) |
| 第3回 | 11月15日(土)9:00-18:00 | 右京区京北 | 京都市内フィールドワーク(京北編) |
| 交流会 | 11月20日(木)18:00-21:00 | QUESTION | サーキュラービジネスデザインスクール京都 Open Day |
| 第4回 | 12月3日(水)18:00-21:00 | Impact Hub Kyoto | 京都の伝統文化 × サーキュラーデザインワークショップ |
| 第5回 | 12月16日(火)18:00-21:00 | FabCafe Kyoto | サーキュラーデザイン実践×プロトタイピングワークショップ |
| 第6回 | 1月23日(金)13:00-18:00 | QUESTION | プロトタイプのプレゼンテーション・交流イベント |
プログラムの詳細
第1回
「サーキュラーエコノミー最前線」
~持続可能な価値創造のビジネスモデルと京都の可能性~
リアル開催
- 会場:QUESTION(クエスチョン)
- 住所:京都府京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390ー2
- 交通アクセス:京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅1番出口徒歩約1分/京阪電車「三条」駅12番出口徒歩約5分
- 参加者:プログラム参加者(20名程度)+ 一般参加者(80名程度)
ゲストスピーカー:末次 貴英 氏(アミタホールディングス株式会社 代表取締役社長兼CIOO)

ゲストスピーカー:北林功 氏(COS KYOTO株式会社 代表取締役/エドノミー®研究家)

17:00:オープニング
17:05:京都市より挨拶
17:10:プログラム・趣旨説明
17:15:ゲストトーク:末次貴英 氏
17:35:ゲストトーク:北林功 氏
18:00:休憩
18:05:パネルディスカッション
18:40:質疑応答
18:50:クロージング
19:00:終了
第2部:プログラム参加者 + 運営関係者 のみ
19:00:インプット・プログラム説明
19:20:プログラム参加者自己紹介
20:00:ネットワーキング
21:00:終了
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
「京都市内フィールドワーク(市街地編)」〜都市における京の循環実践を学ぶ〜
リアル開催
- 場所:京都市内市街地
- 参加人数:プログラム参加者(20名程度)
コーディネーター:北林功 氏(COS KYOTO株式会社 代表取締役/エドノミー®研究家)

9:20:フィールドワーク
12:00:ランチ(循環をテーマとする食)
13:00:フィールドワーク
17:00:振り返り
18:00:解散
※訪問先の詳細は確定次第お知らせいたします。
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
リアル開催
- 場所:右京区京北
- 参加人数:プログラム参加者(20名程度)
コーディネーター:曽 緋蘭 氏(ROOTS Founder, 共同代表)

コーディネーター:中山 慶 氏(ROOTS Founder, 共同代表)

9:00:「周山」到着
9:30:ROOTS「TEHEN」到着・イントロダクション
10:00:午前フィールドワーク
12:00:ランチ
13:00:午後フィールドワーク
18:00:終了・解散・「周山」へ移動(18:40)
18:40:バスで京都駅へ
※訪問先の詳細は確定次第お知らせいたします。
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
サーキュラービジネスデザインスクール京都 Open Day
リアル開催
- 会場:QUESTION(クエスチョン)
- 住所:京都府京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390ー2
- 交通アクセス:京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅1番出口徒歩約1分/京阪電車「三条」駅12番出口徒歩約5分
- 参加者:プログラム参加者(20名程度)+ 一般参加者(30名程度)
- 申込期限:11月20日(木)14:00まで
- 参加申込:Peatixよりお申込みください
▼ご登壇

株式会社イワタ 代表取締役 岩田 有史様(京都)
1983年に株式会社イワタ入社。1988年より睡眠研究を開始し、研究機関と産業界の橋渡し役として、睡眠環境や寝具開発、教育研修など幅広く活動。近年はサーキュラーデザインの視点から、持続可能なものづくりにも注力し、新たな価値創造に挑戦しています。

Curelabo株式会社 赤松 司様
2023年に入社し、京都事業所にて経営企画や経理財務を担当。
Curelaboは2021年に沖縄で創業し、サトウキビの搾りかす「バガス」など、本来廃棄される未利用資源をアップサイクルする素材開発を行っています。京都では、北山杉の枝やおがくずなど地域資源を活用し、アップサイクルした素材を地域の産業と連携させることで相乗効果を生み出しています。企業・産学・地域との協働を通じて、新たな循環ビジネスの創出を目指しています。

株式会社Spacewasp 代表取締役 伊勢崎 勇人様
東北大学大学院都市建築学専攻修了。大手組織設計事務所を経て、建築事業プロデュース会社「NoMaDoS一級建築士事務所」、日本唯一の建設3Dプリンター製造会社「Polyuse」、あらゆる植物から内装を自動製造するグリーンテック会社「Spacewasp」を設立。建築を軸に、業界課題から様々なサービスや事業開発を行う。
▼展示出展

株式会社Colourloop(京都)
2019年8月、「色をベースにした繊維リサイクルシステムに関する研究」(京都工芸繊維大学 博士論文)を社会実装するかたちで発足した大学発ベンチャー企業です。廃棄繊維を「色」で分別し、アップサイクルする独自技術「Colour Recycle System®」を活用し、廃棄繊維を使ったより魅力的な素材のあり方を模索し、素敵だと感じてもらえる素材やプロダクトの開発をしています。サスティナブルな製品開発や企業とのコラボレーションを通じて、環境問題に取り組みながら、人々の日常に彩りと価値を提供することを目指しています。

甲子化学工業株式会社(大阪)
「HOTAMET(ホタメット)」は、廃棄されたホタテ貝殻を再資源化した新素材「SHELLTEC」を用いた環境配慮型のヘルメットです。ホタテの貝殻は毎年約10~20万トン廃棄されており、北海道などでは地域の社会問題になっていました。本製品では、貝殻を素材として活用するだけでなく、バイオミミクリーの観点からホタテ貝殻の造形美を意匠に取り入れ、さらに貝殻のチップをあえてみせることで、素材の存在感を感じるデザインにしています。廃棄物を価値ある製品へと循環させる理念のもと開発しており、素材のさらなる改良を目指して開発を続けています。

株式会社TerrUP(京都)
飲食店やホテルで年間43億膳廃棄されている竹割り箸を再利用しオフィス家具を製造しています。木製の割り箸は大手の製紙メーカーが紙製品などに再利用している一方で、竹割り箸は繊維が固く再利用されてきませんでした。その竹割り箸の固さを活かし一点物の家具を作っています。

TOPPAN株式会社(東京)
使用済み紙おむつの回収~洗浄・分別~マテリアルリサイクルを関係企業と連携し、事業化を目指しています。分別材料はパルプ・プラスチック・SAP(高吸収性澍脂) でこれらの再生資源を活用し、消費者に有益な製品や材料へのアップサイクルを実現します。リサイクルを推進することで、焼却処理と比べてCO2排出量の低減に貢献いたします。

馬場染工業株式会社(京都)
150年以上の歴史を持つ「京の黒染屋」。着物だけでなく、色あせや汚れがある洋服を黒に染め直し、再び着られる一着へと再生しています。黒の色味は、自然な黒から“黒より黒い”漆黒の「秀明黒」まで選択可能。染め直しに合わせてボタン交換や修理も行い、洋服を長く大切に着続ける文化を提案しています。千利休も愛した「柳の水」を使い、一着一着を丁寧に染め上げています。

洛西紙工株式会社(京都)
強化ダンボールによる『循環型空間什器』は、木製什器の約1/3の軽さで高い強度を持ち、CO₂排出量は約1/2。使用後は廃棄コストゼロで100%リサイクルできるサステナブル製品です。 イベントや展示会などで短期使用される什器を、廃棄前提ではなく「循環資源」に置き換えることで、環境負荷とコストを同時に削減します。 さらに、製造過程で生じる端材は地域の教育教材として再利用され、「使うほど社会が良くなるソーシャルグッドな仕組み」を備えています。

株式会社ワコール(京都)
独自開発した『立体メルトブロー法』を用いて廃棄物を低減する立体不織布製造を実現し、下着カップや雑貨への展開を進めています。単一素材で立体物を成型できる強みを活かし、衣服や資材など新たな分野へ応用の幅を広げ、持続可能なものづくりに取り組みます。

京都市(京都)
コインの代わりにペットボトルキャップを入れて回せるカプセルトイ「循環ガチャ」。ガチャを回すと、循環型グッズなどのアイテムが出てきて、地域や資源の循環を体験できるという仕掛けです。今後、イベント出展も含め、更なる活用を検討しています!
▼ご参加予定メンター・パートナー企業

北林 功 氏
COS KYOTO 株式会社・代表

曽 緋蘭 氏
ROOTS Founder・Social Designer

安居 昭博 氏
Circular Initiatives&Partners・代表

杉田 真理子 氏
一般社団法人 For Cities・代表理事

木下 浩佑 氏
FabCafe Kyotoブランドマネジャー

アミタ株式会社

コミュニティ・バンク京信
18:10 キーノートトーク/アイスブレイク
18:25 実践者プレゼンテーション①株式会社イワタ・岩田 有史氏
18:35 実践者プレゼンテーション②Curelabo株式会社・赤松 司氏
18:45 実践者プレゼンテーション③株式会社Spacewasp・伊勢崎 勇人氏
18:55 展示紹介
19:10 休憩
19:25 グループ交流/説明
20:05 自由交流
20:20 クロ-ジング/アンケート/写真撮影
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
「京都の伝統文化 × サーキュラーデザインワークショップ」
~循環型のビジネスアイデアを考える~
リアル開催
- 会場:Impact Hub Kyoto(インパクトハブ京都)
- 住所:京都市上京区油小路中立売西入ル甲斐守町97番地西陣産業創造會舘(旧西陣電話局)2階・3階
- アクセス:JR 京都駅 : 市バス 京都駅前(B1,B2 のりば)から9系統・快速9系統・50系統 堀川中立売 下車、徒歩3分
- 参加者:プログラム参加者(20名程度)

ゲストスピーカー:加藤 佑 氏(ハーチ株式会社 代表取締役)

18:05:インプット:サーキュラーデザインとは?
18:25:ワークショップ説明
18:40:DISCOVER・問題の探索
19:10:DEFINE・問題の特定
19:30:DEVELOP・解決策のアイデア出し
19:40:DELIVER・解決アイデアの決定・統合
20:00:DELIVER:発表・フィードバック
20:30:振り返り
20:50:クロージング
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
「サーキュラーデザイン実践 × プロトタイピングワークショップ」
~実現したい循環型の未来を形にする~
リアル開催
- 会場:FabCafe Kyoto(ファブカフェ京都)
- 住所:京都府京都市 下京区本塩竈町554
- アクセス:JR京都駅から徒歩20分/京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分/阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分/京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
- 参加者:プログラム参加者(20名程度)
ゲストスピーカー:水野 大二郎 氏(京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構 教授)

18:05:インプットトーク:水野大二郎 氏
18:50:質疑応答
19:00:クイック・プロトタイピング手法紹介
19:20:クイック・プロトタイピング
20:00:発表タイム(グループ+全体)
20:40:振り返り
21:00:終了
※訪問先の詳細は確定次第お知らせいたします。
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
~ 伝え、つながり、仲間を増やす ~
ハイブリッド開催
- 場所:QUESTION(クエスチョン) + オンライン(zoom)
- 住所:京都府京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390ー2
- 交通アクセス:京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅1番出口徒歩約1分/京阪電車「三条」駅12番出口徒歩約5分
- 参加者:プログラム参加者(20名程度)+ 一般参加者(80名程度)+ オンライン参加者(80名程度)
※一般参加者募集は別途実施します。本サイトにて後日情報公開予定です。
・北林 功 氏(COS KYOTO 株式会社・代表)
・曽 緋蘭 氏(ROOTS Founder・Social Designer)
・杉田 真理子 氏(一般社団法人 For Cities・代表理事)
・寺井 正博 氏(株式会社ごみの学校・代表)
・木下浩佑 氏(FabCafe Kyotoブランドマネジャー)
第1部:
13:00:オープニング
13:05:京都市様よりご挨拶
13:10:プログラム説明
13:20:成果発表・講評
14:20:休憩(10分)
14:30:成果発表・講評
15:10:全体講評
15:30:参加者コメント(3分×5チーム)
15:45:クロージング
15:50:記念撮影
16:00:終了
第2部:
・16:00:交流会開始
・18:00:終了
※当日の流れは変更となる可能性がございます。
講師・メンターの紹介

末次 貴英 氏
アミタホールディングス株式会社・代表

北林 功 氏
COS KYOTO 株式会社・代表

曽 緋蘭 氏
ROOTS Founder・Social Designer

水野 大二郎 氏
京都工芸繊維大学未来デザイン・工学機構教授

安居 昭博 氏
Circular Initiatives&Partners・代表

杉田 真理子 氏
一般社団法人 For Cities・代表理事

寺井 正幸 氏
株式会社ごみの学校・代表

木下 浩佑 氏
FabCafe Kyotoブランドマネジャー
プログラムパートナー
※プログラムパートナーは随時更新中です。
メディアパートナー


こんな方におすすめ
- 自社の廃棄物や未利用資源を活用したアップサイクルや新たな製品づくリに取り組みたい
- サーキュラーエコノミーをテーマとする新規事業開発に取り組みたい
- 既存事業の循環型ビジネスモデルへの移行を模索している
- サーキュラーエコノミーの実現に向けてともに実証実験に取り組めるパートナー企業を探している
よくあるご質問
サーキュラーエコノミーとは何ですか?
サーキュラーエコノミーについて全く詳しくないのですが参加できますか?
プロトタイプとは、どのようなものを作るのでしょうか?
モノづくりなどには携わっておらずサービス業なのですが、大丈夫でしょうか?
個人事業主・創業予定の個人でも参加できますか?
自社からプログラムに2名参加したいのですが可能でしょうか?
専門家からどのようなメンタリングを受けられるのでしょうか?
すべての回への参加は必須でしょうか?
応募者多数の場合、選考はあるのでしょうか?
申込にあたりプログラムのより詳細について一度話を聞きたいのですが?
お申し込み
また、プログラムに関する質問やお問い合わせにつきましては「問い合わせる」からお願いいたします。




